川柳塔ミニエッセイ

川柳塔ミニエッセイフロントページ

川柳塔社内外からミニエッセイを募集します。
年齢、川柳歴、所属川柳社を問わず、どなたでもご投稿いただけます。

ある1句を取り上げていただき、その句に関わる句評、創作など100字以上400字以下で記載しご投稿ください。

各エッセイへのご感想、ご質問は、エッセイのタイトルをクリックいただくとコメント可能です。
毎週土曜日更新です。過去のエッセイは、最下部の「Older Entries」をクリック、またはアーカイブページで閲覧可能です。

下記フォームに必要事項を記入の上、「内容を確認しました」にチェックした後、送信ボタンを押してください。
管理者(森山文切)のメールアドレスをご存知の方は、メール本文や添付などで直接送付いただいても問題ございません。
(原則投稿いただいたエッセイは全て掲載しますが、公序良俗に反する場合など管理者の判断で掲載しない場合があります。)
ご投稿いただいたエッセイは遅くとも投稿の翌月末までには掲載します(ご投稿が多数の場合は翌月末より遅れる場合があります)。
みなさまのご投稿お待ちしております。

お名前(雅号可) (必須)

メールアドレス (必須)

句と作者(必須)

内容(必須)

…早送り…二人は……豚になり終

投稿者
秘まんぢ


…早送り…二人は……豚になり終  川合大祐

 
一瞬だが、これは無季俳句として通用するかもと思った。切れもあるし、字数もととのった写実の句。がご覧のとおり「・・・」が厄介で、俳句は言葉にならないものは全て詠嘆とみなされる。もちろんそうでないことは「早送り」でわかる。
川柳にせよ俳句にせよ、わたしはギリギリまで攻めている句が好きだ。いわゆる実験句。辺境を求め、断崖を歩き、おのれの影にすがるような17文字の詩が好きだ。
そして「終り」でも「終る」でもなくて「終」。この超現実の表記こそがわたしを打ち負かした。そうだった、川合大祐の川柳はみじんも俳句ではない。どころか川柳以外に居場所はない。
わたしは太った豚にすぎない。痩せた狼にあこがれつつ「終」で〆る才も勇気もなしに、だまって子規のうしろを歩くのである。

ミニエッセイトップ

真夜中に慈しむ雨われを抱く

投稿者
慈雨


真夜中に慈しむ雨われを抱く 慈雨

 
抗うつ剤と抗不安薬を飲んで寝ると、脳は起きているのに体は眠くて動かない時がある。真夜中だということは分かる。そんな時はもうエアコンの風の音なのか、それとも外の雨音なのか分からなくなっている。車が道路の水をかき分けて走っているのが聞こえる。これ以上何もかも悪くならないような気がする。安心して眠れと抱くような雨がわたしは好きだ。そうして夜雨が降り止む頃、外が白んで、山鳩が無神経にホーホー、ホホーと鳴き出す。この先どうなるかなんて、まだ誰にもわからないのだ。

ミニエッセイトップ

思春期のドア闇雲に静電気

投稿者

思春期のドア闇雲に静電気  糸篠エリー

 
毎週web句会第163回入選平抜き止めの句。
最近になって自身もネット投稿を始めながら、この句会には私の理解を超える作品も散見されますが、本作は最初にビビッときたものです。

恋か革命か。思春期特有の、自我に目覚めつつ、まだ世間との折り合いをうまくつけられないでいるために生じる「トラブル」を、鮮やかにかつコミカルに切り取っていると思います。ドアが片仮名、闇雲が漢字なのも効果的。

当事者にとって思春期は必ずしも「輝いている」ものではないのですが、こうして生き残って過去を振り返ってみると、いたましくも懐かしく思い起こされるものであります。

ミニエッセイトップ

両翼を作る私のミニ句集

投稿者
藤井智史

両翼を作る私のミニ句集 藤井智史

 
令和元年5月24日、新葉館出版より、リバーシブル川柳句集「ポジティブ/Love & Match Making」の電子句集版を配信開始した。
皆様のお陰で出来た句集だと思っている。感謝、感謝である。
川柳塔web同人・誌友ミニ句集内の藤井智史ミニ句集「只今、準備中」のあとがきに書いたことを実現することができた。
まだまだ、藤井智史の挑戦は続く。

リバーシブル川柳句集「ポジティブ/Love & Match Making」の内容は、観てのお楽しみです。
是非、観てください。
宜しくお願い致します。

ミニエッセイトップ

歌姫に何か押しつけ生きている

投稿者
柊無扇

歌姫に何か押しつけ生きている 柊無扇

 
美人の歌手が切なげに恋の歌を歌い、それに俺たちは感動してきた。若い頃から、テレビで見てきたが、一向にロマンスの話が聞こえてこない。
彼女の歌う恋の心情に心を響かせるイケメンは現れないのかと、余計な気を回したりする。
ふと覗いたインタビューで、もう〇〇歳になるんですよと笑ったが、寂しそうな表情が気になった。
俺の辛かった初恋・・・、裏切られたような恋もあった。
そういう蔭の部分を歌わせて、つまり押しつけているような気がして、作句した。
悲しい唄はもう良いよ、喜びの恋歌を、ご自分のことを歌って欲しいな。

ミニエッセイトップ