川柳塔若手同人ミニエッセイ

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川柳塔社の若手同人によるリレー形式のミニエッセイです。
毎週1句と句に関わる句評、創作など担当者が自由に記載します。
担当3名で月ごとにエッセイの数を決めているため、順番が前後することがあります。
各エッセイへのご感想、ご質問は、エッセイのタイトルをクリックいただくとコメント可能です。

過去のエッセイは、最下部の「Older Entries」をクリック、またはアーカイブページで閲覧可能です。

土曜日更新

エッセイ担当者


  

栃尾奏子(とちおかなこ)
本名 藤田奏子
富田林富柳会(大阪)所属
1976年生まれ
特技:酒のツマミ作り
趣味:ホームパーティという名の家呑み

 

   

藤井智史(ふじいさとし)
カブトガニが有名な岡山県笠岡市在住
井笠川柳会所属
弓削川柳社会員
カラオケ好き、マイクを持つと豹変する。
好きな食べ物:お好み焼き、どら焼き
1979年生まれ。蠍座。AB型。独身。

 

森山文切(もりやまぶんせつ)
沖縄県川柳協会所属
毎週web句会主催者
川柳塔webサイト管理人
趣味はゲームとビリヤード
せっかく沖縄に住んでいるので
アウトドアの趣味も欲しい。
1979年生まれ。

嗅覚が理性に王手かけました


担当
奏子

嗅覚が理性に王手かけました
栃尾奏子

ツバメのメスはパートナーを選ぶ基準として、少しでも尾の長い雄を選ぶ。
尾が長い=寄生虫に強い遺伝子を持っている可能性が高いからだ。
自然界の雌は皆、なんらかの方法で、自分が残す子に少しでも有能な遺伝子を取り入れるべく、観察をして、チャンスを伺っている。
そして人間も…。
異性とすれ違った際に、
うわ…いい匂い。
う〜わ〜最悪!
意識をしていなくても、相手を無意識にジャッジしている。
実は、嫌な匂い=自分が持っている遺伝子。
いい匂い=自分が持っていない遺伝子。
そう、私達は嗅覚で相手を選りすぐっている。
だが、嗅覚ジャッジに愛は存在しないから注意。
いい雰囲気の店で、いい匂い(嫌悪感の無い匂い)の異性に声をかけられたら要注意。
本能的に、自分が持ち合わせていない、素晴らしい遺伝子の持ち主に繁殖を許してしまわぬように、これは嗅覚ジャッジに過ぎないんだ︎!!と心にメモすることをお勧めする。

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アディショナルタイムで愛を勝ち取ろう


担当
智史

アディショナルタイムで愛を勝ち取ろう
藤井智史

2018年、下半期に突入した。

相変わらず、婚活はうまくいかない。

「私の方に問題があるのです、藤井さんは悪くありません」と言い、お見合いの前にやんわり断られたり、ご飯を一緒に食べて、数日後、「この度の縁談は、大変残念ですが…」となってしまった縁談もある。

そんなに、私は魅力が無いのか。落ち込む日々である。

今年は、ワールドカップで盛り上がっている。
サッカーにあまり詳しくないが、最近、ロスタイムをアディショナルタイムと言うようになっている。

落ち込んでいるだけでは、前に進まない。
アディショナルタイムになっても粘って、結婚を決める。
その意気込みでいこうと思う。

このエッセイを作ったのは、平成30年7月2日。
ワールドカップで、日本がベルギーと決勝トーナメントで戦う数時間前である。
頑張れ、日本!

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分別をつけずどこでも顔を出す

担当
文切
分別をつけずどこでも顔を出す
牧野芳光

川柳塔1094号同人近詠から。

私はインターネットで川柳を始めた。
始めた頃は、ネット句会のみならずネットに情報が掲載されていた誌上大会にも片っ端から投句した。

今でこそ、伝統、革新、一読明快、難解など各会の傾向は何となくわかるが、当時は何も知らなかった。
何も考えずにとにかく投句していただけだが、結果としていろいろな分野に分け隔てなく投句したことになった。

しばらくしていろいろな大会にも参加するようになったが、「沖縄の森山文切です」と挨拶すると、
「もしかして前投句してくれた人?」と言われることが多かった。
ほとんどの方が初対面だったが、昔から知っているような親近感を持って会話することができた。
大会にも参加するようになって、川柳の幅が広がったと思う。

特に川柳を始めて間もない人や今から川柳を始めようという人は、web句会でもなんでもいいのでとにかく投句してみてほしい。
そして川柳というものにちょっと慣れてきたら、大会や句会にも参加してみてほしい。
web句会は気軽に参加できるけど、その分入選して嬉しい、没で悔しいという気持ちも軽くなる。
大会での緊張感や呼名の高揚感、全没の悔しさは、大会でしか味わえない。

深く考えずいろいろなところに投句していろいろな大会に参加することで、より川柳を知り深く楽しむことができる。
もしこれを読んでいるあなたが投句や大会参加に躊躇しているなら、私が新家完司理事長からいただいた言葉を贈りたい。

「まずやってみるべし!」

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猛虎愛六甲おろし丸暗記


担当
智史

猛虎愛六甲おろし丸暗記
藤井智史

父が子どもの頃、祖父の転勤で西宮に住んでいるときがあった。その影響か、生まれた時から阪神ファンである。

阪神ファンクラブに入会して、10年を超え、ダイヤモンド会員となった。

阪神タイガースと言えば、阪神甲子園球場であり、応援歌は、阪神タイガースの歌(通称:六甲おろし)だ。

六甲おろしの歌詞を模造紙に書いて、私の部屋に貼って覚えた。

今では、丸暗記で歌える。

そのくらい、阪神タイガースが大好きだ。

勝っても負けても阪神ファンである。

1985年から遠ざかっている、日本シリーズ優勝を見てみたい。

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妻はよく働く僕はよく遊ぶ


担当
奏子

妻はよく働く僕はよく遊ぶ
新家完司

働くの反対語は?
日本人に質問すると八割方、休む、眠る。と答えるそうで。
他国では八割方、遊ぶ。と返ってくるそうな。
例えば今日、私は土日働いた分の平日休みだったが、洗濯をして、シーツも洗って、掃除して、主人のカッターにアイロンを当て、靴を磨き、買い出しを済ませて…etc。
15時あたり、ようやくひと段落して、昼寝をしたら、もう夕飯の支度…。
休み=溜まった家事プラス休息で終わってしまう。
じゃ、私が働いていた土日、主人は何をしていたのか…。
川柳句会にいそいそ出かけているのである。
そして、後付けで飲んで帰宅する訳だ。

夕焼けを眺めながら、仕事帰り、スーパーでくれる無料の水を汲んだボトル片手にふと思う。
世の中、嫁の我慢で上手く回っているんだな…と。
私は実はこの句が嫌いだ。
何故なら現実をしっかりファインダーに捉えて、的確な言葉で心を刺してくるから。
家事等々、やらせるのか、許すのか。
各家庭の永遠のテーマに、時代を年代を超えて、きっとこの句は疑問符を投げ続ける。
あなたの家は、お互いの思いやりのもと、今日も平和ですか?

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