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一番の祭りはボクが産まれた日


担当:智史

一番の祭りはボクが産まれた日
藤井智史

時が経つのは早い

37歳の誕生日から1年が経った

非常に波があったように思う

色々な川柳大会で仲間に出会え嬉しかったこと

岡山県川柳大会と井笠川柳会笠岡大会の脇取も良い経験だった

もげたNHKのど自慢予選会出場

選挙の応援演説調でトーンの高い、西大寺会陽川柳大会の披講

ジェットコースターに乗った婚活

非常に楽しかった、川柳塔まつり懇親宴の人生3度目の女装

新しい出会いへ、ツイッター開始

色々あったなあ…

38歳も良い年になる様に、平成29年11月8日は色々な予定を入れて、お祭りのような一日にしたい

夜は、両親と祖父とお祝いしようかな

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秋の天軽音楽が降ってくる


担当:奏子

秋の天軽音楽が降ってくる
木本朱夏

チューニングは完璧。
衣装もバッチリ決まっている。
この日までに、何度喧嘩をしたかわからない。
喧嘩の原因はいつも、どうしたらもっと良いステージになるか。
それだけだった。
さあ、もう口論する暇はない。
出番だ!!
野外ステージから歓声が沸き上がる。
僕たちが生み出す音と混ざり合いながら旋律が舞い上がる。
拳を高く掲げれば真っ青な空が。
舞い上がったメロディーはエネルギーを纏い降り注ぐ。
秋の1日は若さとともに駆け抜けた。

どこからか軽音部の練習が聞こえる。
学祭シーズンは間近だ。
若かりし日を重ねて空を見上げると、あの日と同じ真っ青な空が僕にウィンクして来た。

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満月に見とれて座礁したのです

担当:文切 満月に見とれて座礁したのです
三宅保州

沖縄の離島では宮古島や石垣島は人口が多く、本島からの移動は飛行機を使う。

宮古島までは30分、石垣島までは1時間ほどである。
これが船だと宮古島まで10時間、石垣島まで15時間かかる。
夜出港して翌日の昼に到着となる。
 
現在は旅客船は運行していないが、学生時代船で石垣島まで船で行ったことがある。
卒業研究のためのサンプリングで、当然費用は多くかけられないので個室は取れなかった。
広い部屋に1畳ほどのスペースが割り当てられて雑魚寝。
一緒に行った先輩が「これでは眠れない」というので甲板へ。
 
360度の水平線、雲ひとつない空と一 面に広がる星、そして満月。
現実感を失う景色だった。
「ちょっと寒いね」と言いながら、朝までずっと満月を眺めていた。
 
あの満月なら、見とれて座礁してしまうかもしれない。
あの満月なら、座礁しても気が付かないかもしれない。
 
あの満月なら、座礁しても後悔はない。

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it’s showtime 懇親宴ははっちゃける


担当:智史

it’s showtime 懇親宴ははっちゃける
藤井智史

川柳大会も終わり、成績はどうであれ、懇親宴が始まる。

大会の終わった後の懇親宴は楽しみ。

柳友と川柳を熱く語ったり、おいしいご飯も食べられ、酒も吞める。

その上、歌も歌える。

歌…。

マイクを離さない私の登場か。

さあ、ショータイムの始まりだ。

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だれかがわらった シャボン玉がわれた

担当:文切 だれかがわらった シャボン玉がわれた
森山文切

沖縄在住なので、仕事にしろ私用にしろ飛行機での移動となる。
電車のように頻繁でないので、結構な待ち時間が生じてしまう。
時間が空いたら、公園でぼーっとするのが好きだ。
観光案内に載るような大きな公園ではなく、近所の人たちが利用するような公園である。

その日も時間が空いていたのでたまたま見つけた公園に寄った。
子供たちが追いかけっこをして遊んでいる。

犬の散歩をする人、ベビーカーの赤ちゃんとお母さん、どこの公園でも見る光景である。

ぼーっと座っていると、シャボン玉がとんできた。
とんできた方を見ると、小さな子がひとり、シャボン玉を吹いている。

相変わらずぼーっと座ってシャボン玉を眺めていると、追いかけっこの子供たちの笑い声と同時に、シャボン玉がわれた。
小さな子がまたシャボン玉を吹くと、また笑い声に合わせてわれた。

楽しげな、追いかけっこの子供たちの笑い声。
次々にわれる、小さな子がひとりで吹くシャボン玉。

因果関係はないはずの二つの事象の不思議なリンクを眺めながら、自分の子供の顔を思い浮かべていた。

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