生まれた、は三度ある。 3人の子供の出産。幸せなことに3人ともその瞬間に立ち会えた。
死んだ、は一度だけ。 生まれた、と違って瞬間ではないが、祖父の時。 入院していた祖父の元に着いたのは、亡くなって1時間後くらいだろうか。 父と一緒だった。
両方とも時刻を告げられたけど、生まれた、死んだ、本人には告げられた時刻はわからない。
人生が始まったばかりだから。人生を終えてしまったから。
「時刻」が象徴するものを考えさせられた句である。
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