足の裏から女ひとりのものがたり


担当:奏子

足の裏から女ひとりのものがたり
森中惠美子

2人の子供達はもう成人で、妻はずっと専業主婦。妻は夫が浮気をしている事を知っているが誰にも相談できずに日々を過ごしている。
ある日、ママ友に「ねえ、カカトとかちゃんとこすってる?」と言われて自分の足の裏と向き合う。
妻役は黒木瞳。何年も前の映画のワンシーンだ。
平等に二本足で生きて、足の裏までチェックされる。女とは何と不平等な生き物なのだろう…。
スーツにパンプスの女。
ハイヒールを鳴らす女。
野良仕事の女。
前後に子を抱き歩く女。
裸足の海女。
100人の女に100の足の裏、そして100のものがたり。
当たり前かもしれないが、私にも1つのものがたり。
あなたの足の裏にも輝くものがたり。

若手同人ミニエッセイトップ

3 Comments

  1. 返信
    大田かつら 2017年7月14日

    おはよう❗女性ならではの視点、、素晴らしいですね、、。誰の足の裏にもある輝く物語、、この輝くが効果的で読み手に希望をもたらすのかと感じ入りました❗べりーグットです❗爽やかで新鮮なエッセイサンキュー、、真っ青の沖縄の空を見上げつつ、、かつらより

  2. 返信
    くみ 2017年7月11日

    そこから おんな に なっていくのです女とは…。

  3. 返信
    たかこ 2017年7月8日

    奏ちゃん
    足の裏の句から広がりをありがとう。

    近所の同い年くらいの主婦仲間が、なんとなく毎日
    けだるいと言う。
    他の主婦仲間が、足のかかとひび割れてない?と聞く。
    足の裏とか洗ったことがないとおぬかす。

    その日から毎日軽石に石鹸つけて洗ったら、足の裏つるつる
    身体もシャントした。本当にあった話です、ちゃんちゃん。

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