6月の種を神様からもらう


担当:奏子

6月の種を神様からもらう
真島芽

6月の種とはなんだろう。

待ちわびた雨季を迎え、一斉に芽を出す命だろうか。

純白の衣とヴェールを、喜びと期待、少々の不安で揺らしながら契りの時を待っている花嫁か…。(ジューンブライド)

長雨に気分もブルー。運動場も、自転車も、公園も使えない。そんな時に神様から届いた、お楽しみなのか。

読むたびに七色に読み取れて、なんとも味わい深い。

一読した時は、6月が動くのでは?と考えたが、1、3、7、8、10。
順番に入れてみても、動かない。

6月を入れて初めて、この句が輝き出す。

素晴らしい。

そして驚くことなかれ、この句の作者は
10歳の少女である。

若手同人ミニエッセイトップ

4 Comments

  1. 返信
    藤井智史 2017年5月13日

    素晴らしい句ですね(^-^)

    私は、もう少し早く川柳に出逢いたかったです(;_;)

  2. 返信
    奏子 2017年5月13日

    久美子さん、ありがとう^_^
    芽ちゃんによろしくお伝え下さいな。
    大会当日、芽ちゃんの呼名を聞いて、ひっくり返りそうになりました。
    素晴らしい才能とセンスに拍手。

  3. 返信
    久美子 2017年5月8日

    よくこんな句を作ったなぁと感心していたよ。

    ここに取り上げてもらえるなんて、幸せな子。

    私が10歳のころは、もっと子供子供した句だった気がする。
    友達も一緒にしていたし、妹も兄ちゃんもしていたから、とりあえず作句って感じだったね。

    句との向き合い方が違ってきたのかもしれないね。
    あんまり早く大人にならないでぇぇぇ!!!涙

    • 返信
      森山文切 2017年5月13日

      コメントありがとうございます。
      いい句ですねぇ。句と作者は切り離して考えるべきですが、普通の10歳からはこの句は出てこないと思います。
      これから部活やら受験やらで忙しくなられると思いますが、ネットで気軽に投句できるところもあるので、川柳とのつながりはキープしていただきたいものです。

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