担当:奏子 |
耳で聴く花火あなたの腕の中 |
担当:智史 |
A4の角でにやりとする悪魔 |
テキストを開く。
P.1 「ウンウン」
P.2 「ほうほう」
P.3 「?」
P.4 「zzz…」
「ケッケッケッ、私の魔術に簡単にかかりおったわい」
A4のテキストの角でにやりとした悪魔は、睡魔という、強烈な魔術をかけてきたのであった。
担当:文切 | 塩水の理由を知ってからりんご 森山文切 |
りんごは、このことを知っているだろうか?
何も知らずにしょっぱい塩水に浸けられているとしたら、りんごにとってはただの拷問である。
しかし、「酸化を防ぐため」という理由をりんごが知っていれば、塩水も受け入れられるかもしれない。
辛いことばかりの世の中だけど、その辛さが自分にもたらすことを知って初めて、本物の「りんご」になれるのではないだろうか。
担当:奏子 |
足の裏から女ひとりのものがたり |
担当:智史 |
三角を積んだら上が狙えない |
「よしっ、もう何もしなくて大丈夫だ」と思うかもしれないが、私に住み着いている虫は、「もしもし、明日からそれで良いですか。安心は、保証されていません」と私の心に囁いてくるのだ。
そうだ、私は、チャレンジャー。安心などできぬ。
だから、一生三角を積むことは無いだろう。