担当:文切 | 人間の色を薄めているスマホ 森山文切 |
カーナビ、ビデオ、ICレコーダー…
様々な機能がスマホ1台で利用できる。
海外を含めた遠方でも密なコミュニケーションが可能で、子供の頃はドラえもんの世界だったテレビ電話も現実となった。
普段会えない人や会ったことがない人との距離は劇的に縮まった。
でも近い人との距離はどうか。
二人目の子供が初めて寝返りを打った時のこと。
数日前から兆候があり、今にもという動きをしていた。
反射的に「スマホで撮らなきゃ」と思い、急いで準備をした。
数秒後見た時には、もううつ伏せになっていた。
「できたぞ~」と言わんばかりの満面の笑み。
私がやるべきことはスマホの準備ではなく、じっと見守り応援することではなかったのか。
最近は公園で子供と遊ぶ親(私も含め)が、ずっとスマホをいじっているのをよく目にする。
遠い人との距離は縮めているスマホだけど、近くにいるべき近くの人との距離は広げているように思うのである。
絵の教室に行くと、4人の同世代がひとしきりスマホでワイワイ。
85歳の先生だけが蚊帳の外で「早く絵を描きなさい」と怒っています。
持つまでは、どこがおもしろいのかと思ったけれど~
子供の成長はあっという間。心のなかのスクリーンに
収めた方がいつまでも新鮮ですね。
コメントありがとうございます。
スマホもいいことばかりではありませんね。
仕事のメールなんかもどこでも確認できることが周知の事実となったので、出張中でメールが返せないというようなことが通用しなくなってきました。
スマホで思春期までの子供との距離は縮まることはありませんね。
ただ、大人になってからの親子関係は我が家の場合父娘関係、スマホにして随分縮まったなあと思います。
コメントありがとうございます。中学生あたりからはそうかもしれませんね。私の子供が中学生になる頃にはもうスマホじゃなくて別の物なんでしょうけど・・・
そうです・・・決定的瞬間を肉眼で見るということが大事だと思いますね。
その次に記録としてカメラ・・。
日頃私も思うことです。
コメントありがとうございます。運動会とか特にそう思いますね。自分の目で見ることを心がけたいと思います。
文切様の言われる通り、スマホは便利が良いのですが、身近な大切な人との時間も奪っているような感じもします。
コメントありがとうございます。私もスマホに時間を奪われるタイプです。スマホゲームばっかりしていたので、最近は自主的に規制しました。