触れ合ったところが月になっていく

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触れ合ったところが月になっていく 畑美樹

 
歌人の故・笹井宏之さんのブログで紹介されていた「現代川柳」のひとつです。

触れ合っているのは恋人同士か、夫婦か、親子か友達か、外国人か。「月」という言葉からはETも連想しますが、まさかそんな即物的なものとは限りますまい。どこに誰とどう触れ合うのか、また、読み手が連想する「月」のイメージによって、解釈はいろいろ変わります。つれづれなるままに、そのバリエーションをいろいろ考えるのもまた、いとをかし、かもしれません。

「月」を「にくづき」ととらえるのも面白そうです。

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