投稿者
真島芽 |
クレヨンは小さな嘘がつけなくて
西沢葉火
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小学生の私に選者をしろなんて、森山文切さんは何を言い出すのだろうかと思いました。今まで何回も句会に参加したりしたけど、一回も選者をしろなんて言われたことはありませんでした。選者は偉い人がするものだと思っていたので、誰も投句してくれないのではないかと心配でした。
私は正直な句が好きです。だから、この句を特選に選びました。家族が全員川柳をしているので相談しようか迷ったけれど、一度も相談せずに全部自分だけで決めました。だから、初めての選者は自分で納得できました。とてもいい経験になりました。私を選者にしてくれた文切さんに感謝しています。
(真島凉さん、真島芽さんに選者をお願いした毎週web句会第100回の結果はこちらから。)
ミニエッセイトップ
真島芽さん、どうもありがとうございます。
この句は、中学生と小学生の女の子が選者になると知って、お二人のことを想像しながら、そして自分の息子のことを考えながら詠みました。芽さんに届いてくれて、とても嬉しいです。
世の中、悪い嘘をつくのはいけませんが、良い嘘というのもあると思います。良い嘘というのは、例えば映画。小説。絵画……。
どんなドキュメンタリーであっても、写実的なものであっても、作者は「嘘」をついて作品をつくるものだと思います。
クレヨンはあまり細かな絵は描けません。だったら思い切って大きな嘘を描いてほしい! または描きたい! という想いを込めたつもりです。
……それから、川柳も。
芽さんの川柳、もっと読める機会があればいいなと思っています。頑張ってください。僕も頑張ります。
どこかで巡り会うことがあったら、握手しましょう!