春が来る度に一番線ホーム 池森子
迷いながら、もがきながら、私は前へ進む。 出会いながら、別れながら、未来へ向かう。 後悔も、悔しさも、時には憎しみさえも抱えながら。 春は前へ進む為のリセットだ。 靴紐を結び直して、ゆっくりと前を向き、口角を上げれば汽車の音が聞こえるはずだ。 ホームには涙を拭く人。 うつむいて考えごとをしている人。 楽しそうな人。 人、人、人。 そして、私も今、一番線ホームに立っている。
進め私! 未来の私の為に!
若手同人ミニエッセイトップ
Δ
日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)