貝殻の白は海には染まらない


担当:奏子

貝殻の白は海には染まらない
真島凉

地球の表面はほぼ海だ。
海は果てなく、広く、深く、気をぬくといつでも飲み込まれそうだ。

もし、小さな貝殻が自分だとしたら、何と強い意志が必要なのだろう。

流されてしまうほど楽な生き方はない。
流されたのはまわりのせいだ!と言えば自分さえ納得させられるだろう。
でも、この貝殻は、染まらないという選択肢を選ぶのだ…。

荒波にもまれ、クジラに飲み込まれ、岸壁に打ちあたっても、この貝殻は白であるだろう。

白であり続けようとする一途さは純粋で尊い。

作者は12歳。
多感な思春期、自分の求める白であり続けて欲しい。

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2 Comments

  1. 返信
    奏子 2017年6月1日

    ありがとうございます。でも、生まれた時から食べてる娘は痩せっぽちですが…。
    この句は強くて、真っ直ぐで、純粋です。
    私達大人が直ぐ忘れちゃうこと。
    子供達はなんの気なくやれてしまうから不思議です。
    凉さん。
    次に会える日、楽しみにしています
    (^ ^)

  2. 返信
    久美子 2017年5月28日

    こうやってスポットライトを当ててもらうことで、句は輝きを増すんだね。

    コピーして凉に渡したらビックリしてたよ!

    中学生になって、剣道部に入ったから部活で忙しくなると思ったら、
    私が初心者の指導をするハメになって、私の方が忙しくなっちまった・・・。
    オーマイガー!

    今日、三人でカナちゃんとタケちゃんの話しをしてたところ。
    結論・毎日カナちゃんの料理を食べたら、タケちゃんみたいな腹になる。

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