担当:奏子 |
紺碧の彼方で契る空と海 |
自由で、見るたびに変わる、その気まぐれにも似た意外性。
ある時は真っ赤な夕焼け空。
ある時は澄みきった青空。
決して手の届くはずのない、高いところにある空なのに、気がつくと雲を従えて近くまで降りて来ていたりする。
降参!
あなたに夢中だ!そう思った。
そんな時、田舎で海を眺めながら、若い私は考えた。
悲観しなくても、もしかしてはあるかも知れない。
だって、決して交わることの無い海と空でさえ水平線の向こうで溶け合っているのだから!と。
残念ながら、私は空と手をとりあうことはなかったが、片思いはいつだってプラス思考で良いと思う。
ウジウジする暇があるなら、
もし!付き合えたら!
もし!デートするなら!
もし!席が隣になったら!
と、ドキドキ妄想する方が楽しいよ!と教えてあげたい。