井丸昌紀ミニ句集

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井丸昌紀ミニ句集「OOOOO酒と私と川柳と」

井丸昌紀 (いまるまさのり)
川柳塔社(同人、理事)
南大阪川柳会
サークル檸檬
川柳塔すみよし
川柳文学コロキュウム
川柳瓦版

出版物
ネオンきらきら 新葉館eブックス 新葉館出版

PDF版:下の画像かここをクリック


略歴
1997.10.4
自分の句が初めて活字になる。
楽々とやりこなしてる振りをする~朝日なにわ柳壇 課題「楽」橘高薫風選

2002.10.5
大阪産経学園から川柳入門講座(講師:橘高薫風)の案内が届き、私は勝手に勘違いして入門。二年足らずで薫風師は体調を崩され、奥田みつ子先生にバトンタッチされた。

2003.7.7
大胆にも、「川柳塔本社句会」初出席。ビギナーズラックで一句抜ける。
いよいよとなれば来いよと言ったはず~課題「いよいよ」板尾岳人選

2004.8.11
産経学園の講座の学級委員長的存在であった故西内朋月さんに、「みつ子先生が選をするから行かなあかん」と無理やり「川柳文学コロキュウム」句会に連れて行かれる。ここでもビギナーズラックで四句抜ける。
裏表ないけど横は怖い人~課題「横」奥田みつ子選  他
句会後の懇親会。酔っ払い、無理やり会費を払い会員になってしまっていたたらしい。

2004.9.22
奥田みつ子先生から「川柳塔まつりで表彰された時なんかに花束を贈ってくれるような、ベースとなる句会を持たないと駄目です。『南大阪川柳会』が一番近いので、会長の前たもつさんに言っておくから行きなさい」と言われ、地図を頼りに初参加。南大阪川柳会はずっと出席しているが、川柳塔まつりでの表彰はまだない。

2004.9.27
「川柳文学コロキュウム」の懇親会で、故久保田元紀さんに「来月から天守閣に来なさい」と勧誘というより命令され、立て続けに「天守閣」にも初出席。現在は昼間の句会となってしまっているため、川柳塔本社句会と同様ご無沙汰している。

2004.12.5
「天守閣」の懇親会で、立蔵信子さんから「瓦版にも来てください」と翌々日ぐらいに句報が送られてきて、「瓦版」初出席。当時の会長は故柏原幻四郎さんであった。どうも、懇親会に出席する度に参加する句会が増えていくようである。

2005.6.18
奥田みつ子先生に勧められて「サークル檸檬」初出席。当時、川柳塔の奥の院のような雰囲気がしていたように思う。

2007.6.30
産経学園の講座が一週間ずれて「川柳塔すみよし(当時はすみよし川柳会)」と同じ日となり、講座のお姉さんたちに「(鶴田)遠野さんが句会を立ち上げはったんで応援に行きましょ」と言われて住吉まで行くことになった。どう考えても受動的な句会参加ばかりで、能動的な参加はない。困ったものだ。この句会は土曜日開催の上、帰途はなんば駅で乗り換える必要があり、勢い懇親会の後歌舞伎座裏などで脱線、沈没してしまうことが多々あり。これも困ったものだ。

2013.7.13
ある日、ぼんやりと同窓会会報を眺めていると「田中新一氏 句集『生きる』発刊」とあった。えーっ。先輩やったんや。その年の「川柳塔まつり」の懇親会で「私、十年後輩でした」と告げると体育会系的乗りで「『(番傘)わかくさ』に来なさい」と…
しばらくどうしようかと迷って行かないまま、何かの折、西出楓楽さんにこの話をすると「そら、あんた行かんとあかんわ」と言われ、これも受動的に行き始めた。

2016.4.17
初句集。「ネオンきらきら」新葉館eブックス 新葉館出版

2017.5.24
どうも僕の川柳人生は、酒とは切り離せないようで…
川柳の節目節目に酒がおり

OOOOO酒と私と川柳と
(ほぼ発表日順)

飲みなはれあんたの金で好きなだけ
にこにこと肴にされる人格者
乾杯のちょっと一言泡も消え
取りあえずビール酒ではないらしい
夕されば水も我慢し待つビール
縄のれんおいでおいでと揺れている
缶ビールコップに注がぬのが作法
乗り換える駅に馴染みの店がある
酔う程に人の心の裏も見え
飲む話決まりゆるめておくベルト
今日もまた騙されに行くネオン街
下戸知らず酔いざめに飲む水の味
居酒屋に行ったとこまで覚えてる
飲む理由見つけて今日も酔っている
生ビール一杯ほどのわだかまり
酒好きの医者に命を預けてる
口説くつもりなかったけれど酔うまでは
もう一杯飲めばハイドになる私
仲直りしたきっかけも酒だった
ノーベル賞酒がきらいになる薬
縄のれんついふらふらと召し捕られ
反省会まず乾杯で始まった
ゆらりゆらり飲むのはこれでやめとこう
飲み過ぎてネオンの波に溺れそう
見慣れない店がごろごろ法善寺
深い訳ないけど今日も飲んでいる
左遷地は地酒うまいと言っておく
荒れた心酒で癒してさらに荒れ
酔いさめた途端閃き消えていた
悩み事消した酒から出た悩み
酒飲んで暴れたことは忘れてる
椅子置いてから閑古鳥鳴く立呑み屋
ややこしい話はおいて酒や酒
飲み会をさぼった訳は秘密です
罠一杯潜んでました只の酒
ごろごろとしていた今日の不味い酒
酔い醒めていよいよ深くなる悩み
内臓が酒飲みたいと駄々をこね
赤ちょうちんで飲み直してた名幹事
朝も酒昼も酒ああお正月
誘われていやいや飲んでいるのです
いつもの酒半分にする休肝日
あと一合飲んだら羽根が生えてくる
建前はじんわり酒に溶かされて
酒でもつれた話は酒で解きほぐす
酒足していよいよ枯れてゆく句想
酔うほどに余計もやもや立ち込める
初デート酒は嫌いと言っておく
誘われた酒は付き合う義理がある

ネオンきらきらちょっと漂うことにする

(平成29年5月24日掲載)

6 Comments

  1. 返信
    澤井敏治 2017年5月26日

    何年か前の塔まつりや、何度か酒の席でご一緒しているが、ここまで酒好きとは思わなかった。
    ◎深い訳ないけど今日も飲んでいる  ◎悩み事消した酒から出た悩み  ◎酒飲んで暴れたことは忘れてる  ◎ごろごろとしていた今日の不味い酒  ◎いつもの酒半分にする休肝日、、、

    いやあ~まいったマイッタ。今年の塔まつりは大変なことになりそうですね。☆丸ちゃんの句に煽られて昼の酒 敏治2017.5.26 am11:00

    • 返信
      昌紀 2017年5月26日

      敏治さま
      ありがとうございます。弱いくせに酒好きです。
       ・円高がどうあれ我が家おでん煮る
       ・素っ気ない顔に包んでいる本気
       ・痛い目に合っても減らぬ酒の量
       ・ただ酒を飲めば心を盗まれる
       ・開店より派手なチラシの店仕舞い
      特に3句目、言い得て妙。私も思い当たる節があります。

  2. 返信
    坂本加代 2017年5月25日

    井丸さま
    50句みんないい句ですね~。
    こころにすんなり入ってきました。
    お酒が好きなのは完司さんと同じですね。
    私は猫が好きなので川柳に時々出てきます。
    経歴もおもしろいですね。お会いしたことがないけど
    性格がわかるような気がします。
    同じ同人なので川柳塔誌上でお会いできますね。

    • 返信
      昌紀 2017年5月25日

      坂本加代さま
      ありがとうございます。
      本社句会は昼間のため勝手しておりますが、「川柳塔まつり」は十数年皆出席ですからお会いできるかもしれませんね。

  3. 返信
    麦乃 2017年5月25日

    井丸様、はじめましてというほどの川柳会を知らない者です。
    読ませていただいて豊かで楽しい気持ちになりました。
    懐の大きな方なのですね♪

    • 返信
      昌紀 2017年5月25日

      麦乃さま
      ありがとうございます。
      豊かで楽しい気持ちになっていただき、私も楽しくなりました。

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