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佳 作
人の句 地の句 天の句
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本畳猫の額の父の城
畳替え済んで襖も気にかかる
本堂の畳も椅子に慣れてくる
四畳半の暮らしに明日の詩がある
晩酌に疊み鰯が媚を売る
ばあちゃんは数えたらしい畳の目
大の字がうまくおさまる四畳半
いつの間に気が付かぬうち古畳
ベッドより畳の夢は壮大だ
プランから遂に消された畳の間
湯めぐりへ下駄が行き交う石畳
青畳ご先祖様を迎え入れ
神妙な顔を知ってる奥座敷
生も死も畳一畳あれば足る
フルムーン宿の畳に足伸ばす
密談をいろいろ聞いた四畳半
思い出を置いて巣立ちの六畳間
たたいたらほこり畳も私も
折り畳み要るか思案の空模様
母さんを待っているよと畳部屋
青畳ニッポン人で良かったな
畳屋の縁縫う姿粋だった
大の字は畳の温さ知っている
大掃除畳叩いた遠い夏
畳屋が元気で錆びつかない町
どの部屋も畳ふるさと遠くなり
寝る食べる遊ぶ昭和の畳部屋
三畳の庭に手を焼く草むしり
四畳半ぐらいはほしい俺の部屋
お見合いで畳ばかりを見てました
仕合せな人ね畳で看取られて
畳に直したらよく分かる広さ
畳まれて陽が当たらない弐千圓
女房より早めに歳をとる畳
まだいける畳み直してみる私
畳消え短足消えてゆく日本
練習量畳の縁は知っている
座り直して父の小言を聞く畳
はらからの息災集う夏座敷
八畳の馬場をくるくる孫の騎手 |
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やっこ
北田のりこ
笹倉良一
たまき
ぷいこると
汐海岬
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はぐれ雲
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十六夜
光畑夢色
ツボ
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富田美義
岡本恵
岡本恵
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水たまり
水たまり
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城崎れい
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