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人の句 何事も場数を踏んで味が増す
地の句 反抗期靴のかかとを踏みつぶす
天の句 殻脱いで踏み出す勇気から希望 |
市坪武臣
木本朱夏
大内朝子
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人の句 冷たかろう父の墓石の雪払う
地の句 明日の虹見えるか父の肩車
天の句 ほろほろと酔うて漕ぎだす父の舟 |
山本進
伊達郁夫
木本朱夏
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人の句 初めての胎動記す母子手帳
地の句 夕焼けがきれい明日は晴れマーク
天の句 花マルを付けた男と生き延びる |
古今堂蕉子
松尾美智代
渡辺富子
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人の句 触れられて一途な紐が解け出す
地の句 SNSで触れ合えますか こころ
天の句 春ですよ私に触れてみませんか |
森廣子
西出楓楽
栃尾奏子
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人の句 大器晩成ゆっくり波を待っている
地の句 雪の日は雪と語っている余生
天の句 底辺をゆっくり歩く好きな道 |
久保田千代
海老池洋
榎本日の出
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人の句 路地裏の地べたも温め初日の出
地の句 通学路見守り隊は喜寿傘寿
天の句 地も揺れず弾も降らない三が日 |
あまのとーな
山岡冨美子
居谷真理子
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