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佳 作
人の句 地の句 天の句
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偏屈なさくらも褒めるのが礼儀
散ってなお葉桜などとおだてられ
桜には綺麗な嘘がよく似合う
葉桜になってあなたに会いました
酔って候いろはにほへと散る桜
後始末考えないで散る桜
パッと散る例えを否定するさくら
年ごとにあわてん坊になる桜
おならする旦那は誘わない花見
静脈をしずかになでてゆく桜
今日もまたサクラに釣られパチンコ屋
満開の桜が儚いと漏らす
幾筋もためらい傷のある櫻
葉桜の下へと辿り着く迷路
人の行く後をぞろぞろ八重桜
ソメイヨシノ心惑わす魔女に似る
あんパンの臍で桜がまだ匂う
堕落した桜未だに咲いている
花の下チキンラーメン煮るもよし
桜満開金持ちの気にさせられる
次の方どうぞと桜散っていく
桜サクラまた日本がおかしいぞ
さくらひらひらまだ幻想を抜けられず
桜舞う何も言わない言わせない
枝ぶりをとやかく言われない桜
神様に咲き人間に散る桜
カウントダウンしましょうひとひらの桜
桜はいつもオープンカーでやって来る
深追いはいたしませんと花吹雪
桜はらはら私にも言えぬ恋
花吹雪やさしい威嚇だと思う
夜桜に奪われてゆく喉仏
さくら散る甘酸っぱさを連れながら
二次元に戻りたがっているサクラ
春の雪しだれ桜の腹上死
約束の桜とモルヒネの追加
さくら散るなにか文句がありますか
花は咲いたのかドモホルンリンクル
あやかしが居て桜の下は無重力
アドレス変えました葉桜になりました |
心咲
岡野満
穂口正子
乙川初音
澤井敏治
竹中正幸
木田比呂朗
圦山繁
たごまる子
田村ひろ子
木嶋盛隆
うちだあつこ
平井美智子
平井美智子
福多郎
片山かずお
西沢葉火
勢藤潤
柴田比呂志
春川秋男
平尾定昭
平尾定昭
藤井智史
久保卓子
awaji
居谷真理子
大内せつ子
寺川弘一
美馬りゅうこ
水たまり
怜
怜
三好光明
森山文切
森山文切
まさと
丹下凱夫
田口和代
水たまり
美馬りゅうこ
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