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佳 作
人の句
地の句
天の句 |
鬼ですが少しお話しませんか
パーマ屋の椅子が良く知る後日談
吊革のぶっきら棒は貫禄だ
友達はあなた似の石 壁のシミ
赤ちゃんにこの世はつらいぞと話す
笑い話だと泣きながら話す君
真っ直ぐな肢体 春語のスイトピー
談合をするには適さないサウナ
話し声がしそうな夜の野菜室
花の下みんなおしゃべり好きになる
語り部になろうか海に石投げて
自販機に詰める何でもない言葉
話し下手それで十分生きてきた
こんなものかなサランラップの中と外
水びたしなので母音で打ち合わせ
やさしく抱かれ白状してしまう
半額になれば話がよく弾む
狛犬の無音は間合いとの会話
口下手な僕と話の分かる俺
こんにゃくに理屈おばちゃんに膏薬
仁王門きゃんゆうすぴいくじゃぱにいず
飲みながら話す飲む飲む話す飲む
なんてことない日をカラフルに話す
バブバブの違いが解る母の耳
音声は変えてあります 自首シマス
 ？ Don’t be silly! けんかダメ！！
いい話だったとその時は思う
ひと言の話し大洪水になる
話したら一緒に泣いてくれますか
話そうか綺麗な舌につけ替えて
けちくさいことをいう尼寺の狗
言葉尻少しまあるくしておこう
丁寧な言葉原材料はウソ
蘊蓄ちくちくストラディヴァリウス
キリンのキとサッポロのポ密談す
唐辛子口いっぱいにして話す
カツ丼の値段ビッタリ分話す
棘話す炭酸水をつれていく
行きずりの女とカステラの話
豆腐屋の主豆腐とだけ話す |
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米山明日歌
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青砥たかこ
青砥たかこ
柴田比呂志
柴田比呂志
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塚越孝一
塚越孝一
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加藤当白
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